それを始めるダンス
クエカ、そしてチリにおけるその意味
ハンカチーフ、つばの広い帽子、そして円を描いて踊る求愛のターン——クエカはチリの国民的ダンスであり、バリハイのプログラムのチリ中部セットの目玉である。
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| 詳細 | |
|---|---|
| ステータス | 1979年以降、チリの国民的舞踊 |
| 踊り手 | カップル — 伝統的にはウアソとそのパートナー |
| 小道具 | ハンカチ — 各踊り手が振り、回す |
| 形 | 求愛の追いかけ — 円を描いて踊る |
| バリハイにて | Voces de Américaによるチリ中部を舞台にした演目 |
なぜ国民的舞踊なのか
チリがクエカを国民的舞踊として正式に採用したのは1979年のことだが、そのルーツはそれよりもはるか以前にさかのぼる、同国で最もよく知られた民族舞踊である。9月の独立記念祭「フィエスタス・パトリアス」の時期には全国で踊られ、学校の集会からロデオまであらゆる場面に登場する。ほとんどのチリ人は成人するまでに、少なくともおおよその形だけでもこの踊りを踊った経験がある。
衣装が物語を語る
クエカは「ワソ」と切り離せない。チリ版カウボーイであるワソは、幅広のチュパジャと呼ばれる麦わら帽、マンタと呼ばれる短いポンチョ、乗馬ブーツを身にまとい、フルスカートの相手役とペアを組む。この衣装は飾りではない。中央チリの農村の騎手とその相手役が実際に着ていた労働着そのものであり、この踊りはそこから生まれたのだ。
形式的な演目ではなく、追いかけ合い
構造としては、クエカは求愛の踊りである。二人はハンカチを掲げて互いの周りを回り、雄鶏が雌鶏に求愛する様子を模したとされる型で進んだり退いたりする。稽古された隊形舞踊ではなく、振り付けとして演じられる駆け引きなのだ。どのカップルも同じステップを少しずつ違うふうに踊るからこそ、南米でもとりわけ表現豊かで個性的な民族舞踊のひとつとなっている。
バリハイのプログラムにおける位置づけ
バリハイでは、クエカとワソ舞踊一連が、その夜の中央チリ・セクションの目玉を成す。北部のラ・ティラナの踊りの後に、フォルクローレ・カンパニー「ボセス・デ・アメリカ」によって演じられ、その後ショーはさらに南へと移っていく。国外でも最も広く見られる「チリの踊り」のバージョンであるだけに、プログラムの中でもっとも親しみやすく感じられる部分だろう。
ショーはそれだけではない
クエカはいくつもの地域を網羅するプログラムのなかの、ある一地域の踊りにすぎない——ショーはそこで終わらない、ということは知っておく価値がある。北部、南部、マプチェの伝統がその前後にそれぞれの演目を持ち、夜の締めくくりにはバレエ・ティアレによるまったく別のポリネシアン・パフォーマンスが用意されている。つまり「クエカを見る」つもりで予約するのは、実際にはチリと太平洋の舞踊をはるかに広く巡る旅を予約することなのだ。